@ノーマルとエキストラどちらがいいの?
 ふたつの違いはオリーブオイルとローレルオイルの含まれる比率の違いです。エキストラは高価だからいい、というわけではありません。 とてもとてもお肌が敏感な方、乾燥肌で悩んでいる方はまずノーマルタイプ をお試しください。アレッポの石鹸はいずれもお肌にやさしい石鹸ですが、どちらかというとほとんどがオリーブオイルでできたノーマルタイプの方がよりマイルドだと言えます。
 一方、エキストラ40はローレルオイルを石鹸として成り立つギリギリまでふんだんに加えています。このグレードの石鹸はシリア国内ではお目にかかることができません。ローレルオイルは強壮・殺菌・消臭・効果があると言われ、洗髪にも適しており爽やかでスパイシーな香りです。ニキビやあせもなどでお困りの方もローレルのさっぱりした洗い上がりとその効能で改善の助けになるかと思います。 

A髪の毛も洗えるの? 
 洗髪にはぜひ、エキストラタイプをお勧めします(もちろんノーマルタイプ でも洗髪できますが、エキストラにたっぷり含まれるローレルオイルはより洗髪に適しています)。
 髪の毛が痛んでいるとすぐに本来の状態になれず、石鹸が髪に馴染むまでしばらくかかることがありますが、続けているうちに頭皮も健康になり、ツヤのある髪に戻ることと思います。  
<洗ったあと髪がキシキシしてしまうとき>   
 薬局などで売られているクエン酸を茶サジに一杯とり、洗面桶に張ったお湯に溶かしリンス代わりにすると、石鹸のアルカリ分が中和されしっとりサラサラ になります。
 またボディクレイシリーズのねんどのリンスも石鹸洗髪に非常に相性のよい リンスですのでお試しください。   

Bどうして二番絞りのオリーブオイルを使うの? 
 一番絞りである「エキストラバージンオイル」は最高のグレードで食用とし てすでにおなじみです。その食用オイルを絞った後の絞りかすを種と一緒に再度絞った二番絞りの油 は保湿成分のスクワランを多く含み、鹸化しやすいので石鹸作りに向いているのです。石鹸の中の緑色は果皮や種子の色素です。一番搾りを食用でいただき、二番絞りを石鹸づくりに、と長い歴史の中で生 まれた知恵が息づいているのではないでしょうか。 

C他の石鹸と比べ溶けやすかったり泡立ちが少ないのは? 
 まず添加物を何も加えていないから。あと、洗浄成分である石鹸分以外にオリーブオイルの保湿成分であるスクワ ランやグリセリンが自然な形でたっぷり含まれているため、熟成が浅い石鹸は特に溶けやすいかもしれません。使った後は、水をよく切って乾かすようにして下さい。小さく柔らかくなってしまったものも、清潔な小容器などに入れ、使ってあ げてください。    

Dアレッポの石鹸だと肌がつっぱらないのはなぜ? 
 他の植物油と違い、人肌の持つ脂質に最も近いオレイン酸を豊富に含んでいるので肌に親しみやすく、しかも汚れをよく落とすのです。同時にオリーブオイルからできた石鹸は保湿成分であるグリセリンをたくさ ん含んでいるので肌触りがより柔らかになります。 

E熟成期間は長ければ長いほどいいの? 
 適度な熟成期間は1年から2年は必要と言われています。熟成が進むにつれ余分な水分がとび、身が締まってきて減り具合も溶け方も かなり少なくなります。肌当たりの柔らかさもどんどん良くなっていきます。丁度良い熟成具合を経て、私達のもとに届けられています。 

Fアレッポの石鹸は身体と顔だけしか使えない? 
 石鹸一つで顔・髪・身体中に使えます。普通のファンデ−ションならダブル洗顔でよく落ちます。
 キッチンでは食器洗いに使うと手も荒れないし、油汚れもよく落ちて重宝し ます。
 ローレルの防虫作用を生かしてエキストラをクローゼットに置いておくのもおすすめ。
 衣類の汚れ落としにも使えます。お風呂場、洗面所はもちろんのこと、幅広くお試し下さい。   

G石鹸作りに使われる苛性ソーダって何? 
 苛性ソーダとは水酸化ナトリウム(NaOH)のことで、海水を電気分解してとり出したものです。苛性ソーダはアルカリ剤として使われます。石鹸づくりは、水にNaOH(アルカリ)を溶き、これに原料のオイルを加える と熱を帯び、鹸化(石鹸ができる)が起きます。その昔、石鹸づくりには海藻や木を燃やし、灰を取り出し、アルカリ剤として使っていました。アデルファンサ社でも以前は、自社工場でシナンという灌木から手間をかけ 、ソーダを作り出していたそうです。でも現在は石鹸の出荷量も格段と増え、この作業は非常な労働力と人手と要するため、クエートなどから苛性ソーダを買い、使用しています。  

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