1. 原料はオリーブオイルとローレル(月桂樹)オイルだけ
「無農薬」は特に謳うことでもなく自然なことです。
砂漠の乾燥した空気のおかげで害虫をよせつけないこともあるようです。
シリアはオリーブの原産地とも言われ、トルコ国境に近いアフリン産の良質なオイルを使っています。
ローレル(月桂樹)はやはりシリアとトルコの国境付近の地中海に沿った山肌に自生しており、たくさんの木の実から少しのオイルしかとれないため、高価で稀少とされています。
オリーブオイルはオレイン酸を多く含み、人の肌の脂肪酸とよく似た組成をしています。
アレッポの石鹸を使ってまず感じるのは肌がつっぱらないこと。
汚れを落としつつ、脂肪酸を補うので、肌から必要な潤いが奪われないのです。
ローレルオイルは肌・頭皮・髪の毛に対して、強壮・殺菌・消臭・フケ取りなどに効果があると言われています。スパイシーな香りとさっぱりした洗い心地を作ります。
2. 伝統の釜焚き製法 (詳しい製造方法はこちら)
古くからの伝統的な手法を頑固に守り抜き、釜で3昼夜の間、熱を加えながら
練り上げて作られます。
アデルファンサ社は300年以上の歴史を持つ老舗メーカー。
お父さんのファンサ氏は現在息子さんに社長を任せていますが、
オイルの吟味・選別から釜炊きにも必ず立ち会い、味見をするそうです。
「石鹸作りはクッキング」
とおっしゃるその言葉に石鹸作りに対する深い愛情と厳しさを感じます。
3. 熟成方法
出来上がった石鹸は乾燥した空気のもとでゆっくり自然乾燥されます。
深緑色の石鹸の表面が徐々にアメ色に変わっていき、1〜2年の熟成を経て私達のもとに届けられます。
地中海からの風と砂漠の熱風が出会うこの地方独特の風土が、良い石鹸作りに適していると言えましょう。
アレッポの石鹸の特徴
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