ニサルガダッタ・マハラジ |
気づきは根本的なものだ。 それは根源的状態であり、はじまりがなく、終わりもない。原因が無く、支えが無く、部分も変化もない。 意識は表層の反映と関連しており、二元的な状態だ。 気づきなしには意識はありえない。 しかし深い眠りのように、意識がなくても気づきは存在しうる。気づきは絶対的だ。 意識はつねに何かに属し、その内容との相関関係にある。 意識は部分的であり、変化するもの。 気づきは完全で、不変であり、静かで沈黙の内にある。 そして、それはあらゆる経験の共通の母体なのだ。 --ニサルガダッタ・マハラジ「私は在る」より-- |