大西洋に面したモロッコの街エッサウィラの近郊にアルガンの木は生えており、ヤギが栄養価の高い実や葉を求めて木のぼりすることで有名です。
アルガンの木は学名をArgania
Spinosaといい、アカテツ科に属します。
厳しい気候の中で育ち、成長は遅いですが、大きな木は高さ7メートル程に育ちます。本来はモロッコ全土に生えていた木ですが、燃料としての利用や畑の開墾のために乱伐、降雨量の減少により、現在はモロッコ南西部周辺の非常に乾燥した地域、およそ32000平方マイルのみが主な群生地域となっています。
その果実はオリーブの実にも良く似ていますが、果肉の中の種はドングリより少し大きめの堅い殻に包まれています。オイルに利用するのはこの種子の中にある胚の部分で、取り出した胚をプレスしてアルガンオイルは作られます。このオイルは現地の女性協同組合によって生産されています。
近年、アルガンの森が砂漠化から大地を守ること、アルガンオイルの成分の有効性などが新たに見直され、徐々にアルガンの森はその命と存在を取り戻しつつあります。
アルガンオイルは、モッロコでは主に食用やスキンケアとして伝統的に利用されてきました。
スキンケアは特に乾いた肌に潤いを与えたり、しわの予防のため、また治療用として皮膚の吹き出物や水泡、リュウマチにも効くといわれ、その患部部分の皮膚に塗って使われていました。
アルガンオイルにはトコフェロールの仲間であるビタミンEが
オリーブオイルのおよそ2倍以上含まれています。
ビタミンEには過酸化脂質の生成を妨げる働きや、傷の治癒を助ける働きがあります。
この他、肌を引き締め、生き生きさせるポリフェノール類、消炎効果などもあるトリテルペンアルコールなど、肌を元気にさせる様々な微量成分を含んでいます。
アルガンオイルは木の胚をすりつぶし、絞って作ります。
@乾燥させたアルガンの実の果肉の部分を取り、その中の種を取り出し、石で割って胚の部分を取り出します。
Aこの胚の部分をプレスマシンで圧搾してオイルが作られます。
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